Lobi杯では何が起きていたのか?
軍師の皆さんこんにちは。
【GM】のCyRoです。
私のTwitterで少しお話したのですが、今回は直近で行われたLobi杯について少しだけ考察と解説を行いたいと思います。
Lobi杯って何?という方はこちらへ。
https://web.lobi.co/blog/preview/c467ab15fd8ea20290d6d3c3711f704aff38f31e
さて、今回少しだけ解説するのは決勝戦第3試合、Dice選手対Teru選手の試合です。
リプレイID:2573073
3試合を通してお互い正面からぶつかり合う、非常に難しい試合内容でした。
本日はそれについて、二人の思考を考察しながら紹介していきましょう。
二人の紹介
Dice選手は四大大会で2度も優勝した名実ともに最強の軍師です。
構成はその四大大会優勝当時から、さらに改良を加えたもので今大会へ出場してきました。
対してTeru選手も四大大会の優勝経験こそありませんが、史上二人目のマスターランク到達者です。
その実力は確かなものであり、彼もまた最強の軍師の一人であると言えるでしょう。
この二人によって行われたLobi杯の決勝戦は非常に高度なものであり、1試合目(2572949)と2試合目(2573004)でも、相当に神経をすり減らす高度な読みあいが発生していました。
そのため、お互いに精神を疲弊した状態で第3試合を迎えることになります。
まず注目すべきはお互いの構成と初期配置です。
構成について 最強 vs 最強
前述のとおり、今回のDice選手のデッキは四大大会優勝当時から更に改良を加えたものです。
つまりは、最強を超えた最強のデッキと言ってもよいでしょう。
対してTeru選手のデッキ構成はシバとオーディンの特性を最大限活かして戦うものになっています。
こちらも四大大会のワダツミ杯で強さが証明されている、強力なデッキのうちの1つです。
この二人の初期配置はどういったものなのかを解説します。
初期配置
非常に緊張した状態で迎えた第3試合において、
リスクのある配置をとるのは難しいことです。
そのため、お互いに定石ともいえる
リスクの低い配置からスタートします。
Teru選手はリスクが最も低い代わりに
身動きがとりづらい配置をとりましたが、
対するDice選手はマイアを少しずらすことでフットワークを残しました。
手前(Teru) 奥(Dice)
ここで注目すべきはTeru選手のデッキ特性とDice選手の配置です。
Teru選手の編成は突撃をうてるようになるまでは本来の力を出せません。
そのため、Dice選手は1ターン目から仕掛けていくことが
できる配置を選択したことが伺えます。
4ターン目まで出来れば殴り合いを避けたかったTeru選手にとっては、
やや不利なスタートとなりました。
1ターン目 定石 vs 定石
▼Dice選手について
Dice選手は正着としてマイアを横に動かします。
マイアは移動することによって敵のATKを下げる力があります。
突撃が打てない1手目において、Dice選手の初期配置の場合にマイアを動かさないことはほとんど無いと言えるでしょう。
必ずマイアを移動するとすれば、当然ですが敵(Teru選手)との戦いを挑む位置へと移動していきます。
▼Teru選手について
対してTeru選手もDice選手がマイアを動かすと確信しているので、この挑戦を真っ向から受けることします。
最善手として、Teru選手が選んだのはまずはオーディンを覚醒しに行くことでした。
オーディンは2回移動することで覚醒し、シールドを得ることが出来ます。
相性やHPを考えるとオーディンを前に出したいところですが、攻撃を耐えることはできてもアナンタから毒をもらってしまいます。
毒はシールドを剥がすことができるので、オーディンの覚醒が効力を考えるとそれは出来ません。
そこで、オーディンを後列⇒中列へと移動します。
2ターン目 Dice選手の攻勢選択
殴り合いの結果状況は膠着しますが、このターンのDice選手の素晴らしい読みによって状況が一変します。
▼Dice選手のスーパープレイ
このターン、Dice選手はTeru選手の思考を完全に読み切っていました。
Dice選手はTeru選手の次の行動が「オーディンを後ろに下げる」だと確信している
ので、なんとマイアを最前線に出します。
これは通常であれば非常にとりづらい選択です。
なぜならばマイアの属性はチョキであり、
仮にTeru選手がオーディンを「前に出す」を選択していた場合に
致命的な大打撃を受けてしまうからです。
ではなぜDice選手はTeru選手がその選択をとると判断できたのかをみていきましょう。
▼Teru選手の2択
このターンのTeru選手はオーディンを覚醒させるつもりです。
突撃が打てるようになる前に、オーディンを覚醒させておくと非常に有利になるからです。
そこで、オーディンを後ろへと移動させます。
この時点でTeru選手にはオーディンを前に動かす選択肢もありました。
覚醒したオーディンであれば敵の猛攻を全てシールドで防ぐことができます。
アナンタから毒を受けてしまいますが、それでも本来受けるダメージをほとんど理想的な形で最小限に抑えられます。
しかしながら、ゲーム後半に向けてオーディンは強くなっていくアビリティを有しているため、この場はオーディンを温存する判断をしました。
さて、この結果どうなったか順を追ってみていきましょう。
(1)まずは、後ろに下がったオーディンが覚醒し、シールド(3)を得ます。
(2)次にオーディンの攻撃によってマイアは大打撃を受けます。
(3)しかしながら、タエカーラがHP1のホーキングを先に倒します。
これによって、ホーキングによる3点の追撃はなく、タエカーラを生存させることにも成功しました。
それだけではありません。後続のアナンタの攻撃をトリスタンに命中させることに成功しているのです。
これはシールドを得る能力を持っているトリスタンにとって毒は致命的です。
たったこの一手で、トリスタンの脅威をも抑える事に成功したのです。
これを偶然ではなく狙ってやれるからこそ、最強の軍師であるのでしょう。
3ターン目 思い切り vs 思い切り
まだ2ターンが経過しただけにも関わらず、既にお互いの力がぶつかり合っている様子がうかがえます。
迎えた3ターン目、Teru選手のホーキングが倒されてしまったのでリザーブからシバが出撃しました。
このターンはお互いに思い切った行動に出ます。
▼Teru選手の思い切り
前のターンに読み切られてしまったTeru選手は、
非常に苦しい局面に立たされます。
突撃が打てるようになる前に
トリスタンとオーディンを失うわけにはいきません。
こうなると一般的なシバを前に出して戦局を凌いでいくのが良さそうにみえます。
ですがこのターンTeru選手は思い切った手としてオーディンを前に出します。
これによってオーディンのシールドという安くはない対価を払う形になりますが、
突撃が使用可能なターン即ち、オーディンとトリスタンが活かせるタイミングを迎えます。
▼Dice選手も思い切り
同じくしてDice選手もこのターンは別れを選択します。
Dice選手からすると、どれを前に出して受けたとしても
大ダメージが避けられないタイミングです。
そこで、このターンは最も被ダメージを抑えられる選択肢
としてマイアを後列へ移動します。
これによってタエカーラは倒されてしまいますが、
受けるダメージは最小限に抑えられました。
欲を言えばマイアの効果がシバにかかっていれば
さらにダメージを抑えられましたが、
今回運命の女神が微笑まなかったようです。
4ターン目 炎 vs 水
迎えた白熱の4ターン目です。
突撃が打てるようになり、Teru選手の編成に火がついて燃え上がる時間です。
と思いきや、前のターンにDice選手が行っていた布石が水を差します。
Dice選手はこのターン、こうなる未来を予測しています。
前のターンのリザーブに注目してみましょう。
Dice選手はリザーブを入れ替え、ネメシスを出撃させました。
これによって、Teru選手の出鼻をくじく事に成功します。
Teru選手の編成は突撃を行うことでパワーアップしていきます。
そこでTeru選手はこのターン、ダメージを与える目的ではなくパワーアップの目的で突撃を選択します。
それに対してDice選手は、HPが低くて倒せそうなトリスタンを狙いたい所ですが、盤面への影響力を重視しました。
SPDが最も高いユニットであるシバを長く生かしておくと、突撃の打ち合いの際に不利になります。
そこでシバ対して突撃を行い、Teru選手のエースのHPを削りにいきます。
どちらにとっても苦渋の選択であり、実力が拮抗しているからこその展開です。
決勝ではこのようなしのぎを削るような戦いが起こっていました。
続きはリプレイから確認してくださいね!
決勝1戦目
2572949
決勝2戦目
2573004
決勝3戦目
2573073
さて、長くなってきましたので本日はこの辺りで。
またお会いしましょう。
【GM】CyRoならびに
ライバルアリーナVS運営チーム
特集記事一覧へ戻る
ライバルアリーナVS
同時ターン制 対陣バトル
基本プレイ無料(アイテム課金制)
◆Andoroid
動作環境:Android13以降 推奨環境:メモリ3.0GB以上
◆iOS
動作環境:iOS12.0以降 推奨環境:iPhone6以降の端末
タイトル
ジャンル
価 格
対応OS
タイトル
ジャンル
対応OS
価格
ライバルアリーナVS
同時ターン制 対陣バトル
基本プレイ無料(アイテム課金制)
◆Andoroid
動作環境:Android13以降
推奨環境:メモリ3.0GB以上
◆iOS
動作環境:iOS12.0以降
推奨環境:iPhone6以降の端末
プライバシーポリシー │ ヘルプ │ お問い合わせ